ODMとは？なぜODMを選ぶのか？ODMプロジェクトをどのように完了させるのか？ODMプロジェクトを準備する際には、ODMの3つの利点を理解する必要があります。そうすることで、期待に応えるODM製品を生み出すことができます。以下では、ODMサービスのプロセスについてご紹介します。
従来の製造業のビジネスモデルとは異なり、多くのハードウェア研究開発企業は、自社設計の製品をサードパーティメーカーと提携して製造することを選択します。研究開発、調達、品質管理といった生産プロセスにおける中核プロセスは研究開発企業が管理し、製品の品質が基準を満たすことを保証します。メーカーは通常、必要に応じて製品の組み立てと梱包のみを担当します。
ブランドとメーカー間の協力形態には、OEM（Original Equipment Manufacturer）とODM（Original Design Manufacturer）の 2 つがあります。OEMとODM一般的に使用される2つのモードにはそれぞれ異なる特徴があります。この記事では主にODMプロジェクトに関する知識を共有します。
1. ODM とは何ですか?
ODMとは、Original Design Manufacturer（オリジナルデザインメーカー）の略です。顧客がメーカーに設計から製造までを委託し、メーカーがワンストップで製品を提供し、最終製品には顧客のブランド名が付けられ、販売は顧客が責任を負う生産方式です。製造業務を請け負うメーカーはODMメーカーと呼ばれ、製造される製品はODM製品です。
2.ODM サービスを選択する理由
- ODMは独自の製品競争力の構築に役立ちます
インターネット技術や電子商取引といった新興ショッピング手段の台頭により、商品の流動性が高まり、製品のアップデート頻度も加速しています。このような状況下で、企業が競争力のある最先端製品を投入したい場合、具体的なシナリオ要件に合わせて市場に投入する製品を再定義する必要があります。経験豊富なODMサプライヤーと提携することで、ODM製品を最短期間で立ち上げ、市場に投入することができます。
- ODMは製品開発コストを削減し、開発サイクルを短縮するのに役立ちます
ODM製品の開発プロセスは、需要分析、研究開発設計、製品プロトタイプの検証、そして製造という4つの段階に分かれています。開発プロセスにおいて、企業は製品開発が予定通りに完了するよう、効率的なプロジェクト開発チームを編成する必要があります。研究開発能力に対する要求レベルが高いため、従来のODM業者ではODM製品開発サービスを提供できません。経験豊富なODMメーカーは、標準化された内部統制プロセスを備えていることが多く、要件を満たすODM製品を最短期間かつ低コストで製造することができます。
-ODMはブランド認知度の向上に役立ちます
ODM製品は通常、製品の外観と機能が再設計されており、製品の差別化を活用して市場を占有し、ブランドの特徴を確立することが容易になります。
3.ODM プロジェクトを完了するにはどうすればいいですか?
新規ODMプロジェクトを完了するには、製品要件の確認、構造設計、製造など、様々な側面を考慮する必要があります。各部分を綿密に統合し、計画通りに進めることで、ODM開発プロジェクト全体を成功に導くことができます。
ODMサービスプロバイダーを選択する際に注意すべき点がいくつかあります。
- 開発・製造された製品が業界の認証基準を満たしているかどうか
一般的に、製品を市場に出すには、対応する認証ライセンスを取得する必要があります。中国ではCCC認証、欧州ではCE認証やROHS認証など、地域や国によって認証基準は異なります。製品が対象市場の認証基準を満たしていれば、製品の設計と製造が認証プロセスに準拠していることが証明され、上場前のローカライズ認証を迅速に完了できます。製品の認証プロセスによる上場の遅延や上場廃止のリスクはありません。
- 製造能力評価
生産能力は、サプライヤーの生産能力を判断する上で重要な要素の一つです。生産能力は、サプライヤーの生産システムが完備しているか、管理体制が健全であるかを反映することもあります。
- 研究開発能力評価
ODMプロジェクトでは、カスタマイズされた要件に基づいて製品を再設計する必要があるため、サプライヤーには強力な研究開発能力と豊富な製品研究開発経験が求められます。経験豊富な研究開発チームは、コミュニケーションコストを効果的に削減し、作業効率を向上させ、プロジェクト開発をスケジュール通りに確実に進めることができます。
4.製品要件と使用シナリオを明確にする
ODM製品は、具体的な使用シナリオや使用要件に基づいてカスタマイズされるため、製品開発を開始する前に、製品パラメータ、製品の使用シナリオ、そして製品に期待される特殊機能を明確にする必要があります。類似製品と比較して、ODM製品は卓越した競争優位性を備えていなければなりません。
製品ニーズアセスメントは、プロジェクト開始前に完了し、確認される必要があります。プロジェクト開始後に構造的または機能的な変更を行うと、プロジェクト全体の進捗に影響を及ぼし、不要なコストが発生する可能性があります。
5.ODMプロジェクトの主要ノードの制御
ODMプロジェクトの鍵は、試作サンプルの確認です。試作生産前にサンプルを試験し、製品がプロジェクトの定められた要件を満たしていることを確認します。サンプルの確認後、小規模な試作生産に移行します。
試作の主な目的は、製造プロセス、製品構造設計、その他の問題点を検証することです。このステップでは、製造プロセスに細心の注意を払い、製造プロセスにおける問題を分析・まとめ、解決策を提示する必要があります。特に、歩留まりの問題には注意が必要です。
ODM製品開発のさらなる共有については、引き続き当社のウェブサイトのコンテンツにご注目ください。www.hosoton.com。
投稿日時: 2022年8月27日
